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ポリアミド612 (PA 612、ナイロン612)は1,6-ヘキサメチレンダイアミンと1,12-ドデカン二酸(1,10-デカンジガルボキシル酸)の重縮合物です。 分子中に含まれるアミド結合の比率はポリアミド12より若干高いが、ポリアミド6、66よりははるかに低い値です。 したがってダイアミド、ベスタミドD製の成形品は、ダイアミド、ベスタミドLの成形品とほぼ同様な特性を持っています。
- 高い衝撃強度
- グリース、オイル、燃料、液圧流体、水、アルカリ、および塩水などに対する優れた耐油性と耐薬品性
- 金属塩化物に対する優れた耐ストレスクラック性
- 乾燥状態でも高い摺動特性と耐磨耗性
ポリアミド12以上に優れている点は次のとおりです。
- 荷重たわみ温度(融点は40℃高い)
- 引っ張りおよび曲げ強度
- 高い湿強度における、優れたリバウンド反発弾性
ダイアミド、ベスタミドDシリーズのポリアミド612は、ダイアミド、ベスタミドLシリーズに代表されるポリアミド12の適用範囲を更に補足することが出来る材料です。 優れたリバウンドの反発弾性は、歯ブラシの剛毛に有用ですし、荷重たわみ温度が高いことにより、たとえば自動車分野で短期耐熱性が要求されるハイドロリック・クラッチチューブなどに採用されています。 この高い耐熱性を活かし、ダイアミド、ベスタミドDはプラスチック-ゴム複合材(K&K複合材)に利用されています。 ドアロックのハウジングや、シール付ハウジングカバーの例があります。
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